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(5) 計画アセスメントの実施(3点セット)

 航空審議会第2次答申とその審議資料および段階建設計画案を整理し取りまとめたものが、「関西国際空港の計画案」、「関西国際空港の環境影響評価案」および「関西国際空港の立地に伴う地域整備の考え方」の3図書、いわゆる3点セットである。
 3点セットは、第1次答申の建議「運輸大臣は事業着手前に地方公共団体等の関係者の十分な理解と協力を得ること」および調査の実施方針について示した「関西国際空港の計画は関係府県の合意を得て決定する」を受けて、地元協議を行うにあたって、運輸省が考えている関西国際空港計画の内容をまとめたものである。


<関西国際空港の計画案>
[1]
計画の方針
 24時間運用の空港であること、設置、運用にあたっては周辺地域における公害防止と自然環境の保全に十分配慮すること、共用の開始時期、施設の拡大方針を記述。
[2]
滑走路計画
 滑走路の数、長さ、間隔、中心位置・方向、離着陸能力について記述。
[3]
空域・飛行経路の計画
 空港周辺の安全性の確保、騒音障害の防止、飛行の経済性などを考慮した、空域、飛行経路の設定について規定。将来、計画の前提条件が異なった場合の対応等を記載。
[4]
空港施設の計画
 ターミナル地域の配置、形状、面積(年間離着陸能力16万回の場合、約840ha、26万回の場合約1,230ha)、海陸連絡施設の位置・構想の決定方法、船舶係留施設、航空燃料の輸送方法等について記述。
[5]
空港建設の計画
 埋立土砂の採取、当面の最小限必要な用地造成計画と漸次の拡充について記載。

<関西国際空港の環境影響評価案>
 大阪湾および周辺地域における現況・現地調査等を踏まえて作成した予測モデル等を用いて、空港計画案を前提として16万回時、26万回時における予測および評価を行っている。その結果は
[1]
海面の埋立による海域の減少を除けば、大阪湾および周辺地域における騒音、大気質、海水の流れ、水質、底質、波浪、高潮、津波、景観、電波、海域生物および漁業や海上交通に及ぼす影響については、環境基準の達成・維持に支障を及ぼさない。
[2]
今後とも、環境要素の予測および評価項目に対して、可能な限り、環境の影響の監視を励行していくことが必要であり、事業主体において良好な地域環境の保全に寄与するよう努めるものとする。

<関西国際空港の立地に伴う地域設備の考え方>
 空港のアクセス、地域交通の根幹となる交通施設の整備の考え方、空港の立地に伴う地域社会の変化に対処するための施設整備についての考え方等について記述している。
 個別には、近畿自動車道和歌山線、空港全面と幹線道路を結ぶ道路、大阪湾道路と第2阪和国道、空港と南海本線および国鉄阪和線を結ぶ鉄道、空港と神戸港、淡路島等を結ぶ海上アクセス等について整備計画について記述している。


(1)
新しい国際空港の必要性
(2)
大阪国際空港の騒音問題
(3)
調査の開始と泉州沖候補地の決定

審議経過

航空審議会答申
(4)
泉州沖候補地での調査と空港計画の検討
(5)
計画アセスメントの実施(3点セット)


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